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【検査紹介】新生児期の特徴と発達確認

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新生児期の特徴と発達確認

 

【時期の定義】

○新生児期:出生~4週間(1ヶ月)まで

○乳児期:0~12ヶ月(1歳)

 

 

 

【特徴】

  • 1日17時間睡眠
  • 人の声で泣き止む(2週目~)
  • 女性の声の方が泣き止む(3週目~)
  • 人の顔を好む
  • 眼球を注視する
  • 母乳のにおいを弁別できる
  • 不快なにおいを避ける
  • 運動は原始反射がほとんど
  • 甘い物を好む
  • 苦味・酸味・塩味は好まない
  • 生理的体重減少(~4日まで)
  • 内発的微笑

 

生理的体重減少

赤ちゃんの体内に貯留した羊水が蒸発するため出生体重の5~10%程度の体重減少がみられる場合が多いです。

 

 

原始反射

特有の刺激に対して中枢神経系(橋・延髄・脊髄レベル)によって引き起こされる反射行動。成長による前頭葉の発達とともに抑制されて出現されなくなってくる反射です。

  • ギャラン反射(~2ヶ月)
  • 陽性指示反応(~2ヶ月)
  • 自動歩行(~2or3ヶ月)
  • 非対象性緊張性頚反射(~4ヶ月)
  • 緊張性迷路反射(~4ヶ月)
  • 吸綴反射(~4ヶ月)
  • 交叉性伸展反射(~4ヶ月)
  • 手掌把握反射(~4ヶ月)
  • モロー反射(~4ヶ月)
  • (口唇)探索反射(~4ヶ月)
  • 足底把握反射(~9ヶ月)
  • バビンスキー反射(~24ヶ月)

 

 

【発達検査】※3つ

名称:遠城寺・乳幼児分析的発達検査表

時期:0~4歳7ヵ月までの乳児期

評価:運動・社会性・言語の3領域

結果:脳性麻痺、精神発達遅滞地帯などの鑑別診断ができる

特徴:線グラフで分かりやすい

 

 

名称:乳幼児精神発達質問紙(津守式・稲毛式)

時期:0~3歳までの乳幼児

評価:運動・探索と操作・理解と言語・食事と排泄と生活習慣・社会性の領域

結果:精神発達遅滞などの鑑別診断ができる

特徴:いつでもどこでも行える

 

 

名称:デンバー式発達スクリーニング検査

時期:0~6歳までの乳幼児 ※生後16日以降

評価:個人と社会・微細運動と適応・言語・粗大運動の4領域

結果:精神発達遅滞などの鑑別診断ができる

特徴:104の検査項目がある

 

 

赤ちゃんが産まれたばかりって特別色々気になりますよね。特徴を知っておけば安心できることもあると思います。さらに気になる人は検査を自分でやってみるのもありだと思います。