特異的な便(うんち)の色や性状による理由
「うんちの色や性状の理由」
うんちの色がいつもと違うとビックリしませんか?
子どものうんちが緑色!?便秘がちだからかな…。
そんな時に、母子手帳を確認しちゃいます。
子どもの場合…
いつもは4~7番なのに、1~3番の色だと注意が必要と言われています。
胆道閉鎖症の可能性があるためです。
胆道閉鎖症は、
・新生児~乳児期早期(4ヶ月以内)に発症する可能性が高い
・肝臓でつくられる消化液の胆汁を十二指腸に流れる胆管を胆道という
・胆道が閉塞・破壊され肝臓から腸に胆汁が流れない
・1万人に1人がかかる病気
・女:男=2:1
~成人の場合…
黄色:水溶性の下痢
赤色:血性下痢
赤色:鮮血便
黒色:タール便
※上部消化管出血
茶色+赤色:粘血便
※アメーバ性大腸炎、細菌性赤痢、カンピロバクター腸炎、潰瘍性大腸炎
白色:白色便
※閉鎖性黄疸、ロタウイルス
緑色:緑色便
茶色:兎糞様便
「病気がみえる」の本を参考にしています。
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脱水、便秘、下痢、痔など体調の指標にもなる便ですが、色だけではなく性状、どれぐらいの期間続いているのか等も合わせて確認し、早期に病院受診が必要なのかどうかを慌てずに判断して行動することも心がけたいですね。