『てんかんを有する母親と家族的問題の経験』
以下の文献を参照して、参考になった内容についての話です。
要約ポイント:
①養育ストレス・育児上の問題が一般の母親より高い
➁子どもの「内向・外向的」な問題行動に対して、家族環境の要因が影響する
③親子相互作用が子どもの問題行動において非常に大きな役割を持つ
研究方法:
・観察研究
・オランダの欧州抗てんかん薬妊娠登録データベースから特定された者
・2015年~2018年を研究期間とし、175名の子どもを対象に質問票を実施
結果:
・一般集団の母親と比較して有意さあり
(育児ストレス・育児上の問題が高い)
・子どもの問題行動に対する有意さあり
(追加的付加として内向・外向性共に関連要因)
※その他にも家族背景要因・家族間の距離など様々な要因あり
考察:
てんかんを有する母親は、子どもが産まれる前には奇形リスクに悩まされ、出産後も母乳時期には睡眠不足や子どもへの影響などが懸念されているんだろうと感じている。この事に加えて、一般の母親よりも非常に家族環境が重要であると考えさせられる文献でした!!
