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【比較】抗てんかん薬の服用中は授乳可能なのか?(参考:胎盤通過率・母乳移行率)

てんかん薬服用中は授乳可能なのか?

 

結論:授乳は可能です!

 

2018年のガイドライン内では原則可能と要約されています😃

しかし、授乳することによる注意点、子どもの心身の発達、母親の希望、睡眠不足や育児疲労、周囲のサポートなどを確認した上で総合的な判断が必要とされています。

 

 

一番気になることは、

母乳から抗てんかん薬はどの程度移行するのかだと思います💦

ポイントなのは、どの程度移行するのか(胎盤通過率と母乳内移行率)、いつごろ減ってくるのか(抗てんかん半減期)だと思います。

 

 

てんかん薬が原因での子どもの反応として

・力が入らずグッタリしている(低緊張

・哺乳する力が弱くなる(哺入力低下

・起きていても開眼せずグッタリしている(傾眠

・体が痙攣している(離脱発作

などの症状があります。

子どもにこのような症状がみられた場合は、

母乳を控えるようにしましょう。

可能であれば血中濃度の測定が勧められています。

 

 

 

てんかん薬別に、胎盤通過率、母乳内移行率、子どもの半減期時間をまとめました。

参考までにどうぞ❗️

 

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てんかん薬の通過率・移行率・半減率

 

 

まとめてみて感じたこと💡

◯1日以上も子どもに薬が残る

    PBは多いと500時間(20日以上)にはビックリ!

胎盤・母乳共に1%前後の通過率

    1%をどう捉えるのか(多い?少ない?)

    子どもにとっての1%負担がどの程度なのか

◯薬の特性や発作などは考えず、授乳だけを意識しているため数値だけで考えない方がよい 

 

 

 

以上のことから授乳に関して私たち家族は、主治医と産婦人科・小児科医に相談しました。

主治医は許可をしてくれました。

産婦人科・小児科医は完全ミルクを推奨していました。

最終的には夫婦で決定する事です。

私たち夫婦においては、授乳の大変さだけでは無く、日々の睡眠不足や過労による発作の出現を考慮して、母乳はやめることを家族で決めました😃